栞子の過去が少しづつ明らかに・・・。俺があなたを守ります!【ビブリア古書堂の事件手帳 2】
こんばんは。ずめっちです。
さて、「ビブリア古書堂の事件手帳」ですが、第2巻を読みましたので、その感想ということで。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: 文庫
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鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。
既に1巻感想でも書いたが、栞子さんがいよいよ本領発揮してきました。
今回出てくる本は以下の4冊
- 坂口三千代 「クラクラ日記」
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)
- 作者: アントニイ・バージェス,乾信一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: ペーパーバック
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- 福田定一「名言随筆 サラリーマン」
- 足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」
これら4冊にまつわるエピソードが綴られており、そこから栞子の家族の謎に迫っていく、期待の第2巻、最高でした。
第1巻もですが、ここに出てくる本はすべて実在のもので、あとがき曰く、作者の三上氏自身も思い入れのある作品ばかりのようです。
本を読んで本を読みたくなるって、なんか素敵ですよね。そして読んでみて、また答え合わせしてみたくなる。あー、栞子さんリアルにいませんか?!
そんな気になる第二巻、ぜひ!